ターゲットを決める
何か記事を書く時、一番大切なのは「誰に読んでもらいたいか?」です。例えばあなたがネットショップの店長だったしましょう。ある自社商品の紹介記事を書く時、買おうと決めている人に向けて書くのか、まだその商品を知らない人に向けて書くのか、それによって内容はがらりと変わりますね。

商品をすでに知っていて、購入したいと思っている人向けに書く内容
・商品のメリットのおさらい(さらっと)
・愛用者の口コミ(具体的な使用感など)
・今買うメリット(いまだけ〇%オフ、送料無料)
商品をまだ知らない人に向けて書く内容
・商品の基本的な紹介
・使うシチュエーション
・使うメリット
・愛用者の口コミ(購入直後の感想)
このように、同じ商品紹介でもターゲットが違うと書くべき内容が変わってきます。「自分が読む立場だったら、どんな情報が欲しいかな?」と想像しながら内容を考えていくといいですね。
1つの記事には1つの内容しか入れない
思い入れのある商品だったりすると、「ここが一番のおすすめポイント」「でもこの機能もいいよね」「パッケージデザインのことも言いたい!」などといろいろな情報を伝えたくなってしまいます。でも、1つの記事にあれもこれも情報を入れ込むのはNG。
天丼と海鮮丼を一つのどんぶりに入れたらおいしくなくなってしまうように、情報をてんこ盛りにすると結局何が言いたいのかわからなくなってしまいます。内容は、なるべく1つに絞り込みましょう。それを丁寧に書いてあげることで、読み手はその情報に集中でき、理解することができます。
「書けなかったネタ、もったいない……」。確かに。それはまた別のコンテンツとして書いていきましょう。その分コンテンツの量が増え、財産として残っていきます。
なるべく具体的に書く
次の文を見てください。どちらが「買いたい!」と思うでしょうか。
1.商品入荷しました。数が少ないので購入はお早めにお願いします。
2.あの人気商品が10個のみようやく入荷! 購入はお早めにお願いします。
2番のほうが、「本当に少ないんだな、早く買わなくちゃ」と感じさせます。具体的な表現を使うと読み手は想像がしやすく、ワクワクしながら読み進めることができます。

一番大事なのは「読み手への思いやり」
記事作りについて、3つのポイントをお伝えしました。
基本となるのは「読み手への思いやりと想像力」。何を書いたら読み手は満足するのか、どんなふうに書いたらわかりやすいのかなど、相手の立場に立って書くことを心がけると、自然にわかりやすい文章となります。
ライティングに関するポイントはまだまだたくさんありますが、これ以上書くとのてんこ盛りになりそうなので、それはまた次回に。